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March 2024

March 30, 2024

ジンメル『愛の断想・日々の断想』

HMVネット購入。2024年2月18日注文。遺稿の抜粋だからか、普通の警句・箴言のような一読して「お、うまいこというね」みたいなのは一つもない。それどころか何言ってるのか不明の文章がやたら多い(笑)。宗教論集読んだあとなので、著者の思考はある程度はわかるつもりだが、それでもほぼ理解不能な文章が半分以上を占める。愛や神は反知性としてしか表現できないのか?いや、これは反知性というよりは反言語。人間は矛盾に満ちた存在だということを体を張って実証してみせた一品かもしれん。。。翻訳に問題ある部分もあるだろうが、それはたいていの翻訳につきものだ。

書名:愛の断想・日々の断想
著者:ゲオルク・ジンメル
訳者:清水幾太郎
出版:岩波文庫(1980年4月第1刷)

《目次》

凡例

愛の断想

日々の断想

あとがき(清水幾太郎)

 

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March 26, 2024

石井寛治『資本主義日本の地域構造』

HMVネット購入。2022年6月7日注文。

書名:資本主義日本の地域構造
著者:石井寛治
出版:東京大学出版会(2018年2月初版)

《目次》

序章 近代日本の地域経済構造の考察

【第I部 地域史と全体史をつなぐ】

第一章 産業革命論――民衆生活の視点から

1 研究史の現状
/研究の進展/研究の総括/産業革命と市民革命/産業革命と自己認識/

2 一国史と地方史
/民衆生活の究明/近代地方史研究の課題/地帯構造論/資本・賃労働の地域性/消費生活の地域性/

3 国家財政と民衆
/研究史の現状/国家財政と政商=財閥/国家権力と民衆/

4 欧米・アジアとの関連
/民衆生活と世界市場/商品輸出入/資本輸出入/労働力移動/

おわりに

第二章 地域経済の変化――資本制部門の分散から集中へ

1 対象と方法

2 産業資本確立期の地域経済

3 戦時経済体制下の地域経済

4 総括

第三章 国内市場の形成と展開――商品流通の視点から

1 課題と方法
/1.研究史の現状/2.究明すべき課題/

2 国内市場の諸段階
/1.段階規定の基準/2.商品流通と輸送手段/3.地域経済の変化/

3 商品流通の概況
//1.米穀/2.醤油/3.砂糖/4.肥料/5.石炭/6.鉄鋼/7.小括/

第四章 織物集散地と織物問屋のランキング

1 織物集散地の実態

2 織物問屋のランキング

第五章 商業会議所の性格と会員資格の格差

1 商業会議所メンバーは商人だけなのか

2 各地商業会議所は、どの階層のブルジョアジーを代表していたのか

第六章 中央銀行の制度と機能――フランスとの対比

1 日本銀行の制度的特徴

2 日本銀行の店舗政策

3 日本銀行の商業金融と産業金融
/綿糸紡績業/生糸製紙業/鉄道・海運業/

4 横浜正金銀行への低利融資

おわりに

第七章 昭和恐慌における階層別打撃

1 問題の所在

2 個人株主と法人株主の比重の推移

3 階層別に見た打撃の深度(1)—個人所得税統計から

4 階層別に見た打撃の深度(2)—金満家大番付から

結語

【第II部 地域史から見た全体史】

第八章 明治経済史再考――多摩「シルクロード」の人々

1 多摩地域は攘夷思想の温床と言えるのか

2 多摩の「シルクロード」とは何だったのか

3 外資に頼った萩原器械製糸場の発展と挫折

4 外資排除路線を突き破った玉製紙業—結びに代えて

第九章 日本近代史上の上方経済―その役割の再評価

はじめに

1 近代日本の地域経済の変遷

2 近世の上方経済から近代の綿工業センターへ

{・・・1868年当時の両替商の記録や書状を読むと、連続倒産が起こったのは五月でなく一月であり、そのきっかけは京都から大坂に進駐した官軍兵士が幕府や会津藩などの資金を預かっていた両替商のところに押しかけて、それらの預かり金を戦利品として分捕ったためであることが判明しました。1月12日付けの三井大坂両替店の書状によれば、約1万5000両の幕府公金を薩摩藩兵士に差し出し、領収書を求めたところ拒否されたそうです。三井の場合は、資金の余裕があったために潰れませんでしたが、炭屋安兵衛らは資金ショートを起こして倒産しました。つまり、大坂両替商の倒産は、明治政府の近代化政策について行けなかった古い体質のためではなく、遅れた薩摩・長州からやってきた官軍が高度に発達した大阪の信用経済を暴力的に破壊したためだったのです。・・・}

3 「東洋のマンチェスター」としての「大大阪」

おわりに

第一〇章 再考・維新経済史――四国松山から

1 攘夷論と開国論の対立を超える道

2 「商人的対応」による投資資金の蓄積

{・・・ここで、「商人的対応」という耳慣れない用語について一言説明しておきます。これは、外国からの自由貿易の要求に誰がどう「対応」し、のちに近代的工業化のために投資したかについて、「対応」の主体が国家なのか民衆なのか、それともその中間の商人なのかを区別する際の用語です。・・・幕末の居留地貿易では、日本商人が国内での貿易品の流通を担当することによって、もっとも多くの利益を蓄積し、明治期の産業革命では、商人が工業化のための資金をもっとも多く提供しますが、それは、「商人的対応」が成功したことを意味します。・・・}

3 商人による産業投資と対外投資

4 愛媛県における近代的工業化—綿ネル業と製糸業

終章 結語と展望

あとがき

〔附録 昭和初期の大資産家名簿〕

図表一覧
索引

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March 21, 2024

ヒッティ『アラブの歴史(上)』

この本は1979-80年頃に買ったのかな、たぶん。

書名:アラブの歴史(上)
著者:フィリップ・K・ヒッティ
訳者:岩永博
出版:講談社学術文庫(1977年12月第1刷)

《目次》

訳者序文
著者序文(第10版~第1版)
凡例

【第1篇 イスラム前のアラビア】

1章 セム人としてのアラビア人――セム人種の揺籠だったアラビア

1 関心をもつ必要

2 近代の探検

3 人種学的関連—セム人

4 セム人種の揺籃の地アラビア

2章 アラビア半島

1 舞台の設定

2 気候状態

3 植物
/なつめ椰子/

4 動物
/アラビア馬/らくだ/

3章 ベドウィーンの生活

1 遊牧民
/ラッジア〔掠奪〕/信仰心/

2 氏族
/アサービア/シェイク/

4章 古代の国際関係

1 南アラビア人

2 エジプトの関係
/シナイ半島の銅山/乳香/

3 シュメール人およびバビロニア人との関係

4 アッシリア人の侵入

5 新バビロニアとペルシアとの関係—タイマー

6 ヘブライ人との接触
バイブルとの結びつき—『旧約聖書』の言及/

7 古典文献中で
/ローマの遠征/香料の地/金/

5章 南アラビアのサバエ国とその他の国々

1 商人としての南アラビア人

2 南アラビアの碑文

3 サバエ王国
/マァリブのダム/

4 ミネア王国

5 カタバーンとハドラマウト

6 ヒムヤル王国
/アビシニア人のセム人種起源/グムダーンの城/ローマ人がアラビア人の海上貿易にとって代わる/

7 第二次ヒムヤル王国
/ヤマンにおけるキリスト教とユダヤ教/アビシニアの支配時代/マァリブ-ダムの決潰/つぎのペルシア時代/

6章 ナバタエ王国と北方・中央アラビアの小王国

1 ナバタエ人
/アルファベットのシナイ語起源/

2 パルミラ
/オダイナスとゼノビア/

3 ガッサーン族
/極盛期のシリア・アラブ王国/アル=ハーリスの子アル=ムンデル/バヌ₋ガッサーンの没落/

4 ラフム族
/権力の絶頂時のアル‐ヒーラ/キリスト教に帰依した王族/

5 キンダ族

7章 イスラム発生前夜のアル-ヒジャーズ

1 ジャヒリーヤ時代
/アラビア人の時代/バスースの戦い/ダーヒスの日/

2 言語的影響を残した北アラビア語
{おそらく世界中で、アラビア人ほど、文学的表現を熱烈に賞讃したり、口語にしろ文語にしろ言葉によって心をかきたてられる民族はないだろう。アラビア語ほど用いる者の心に抑えがたい感銘を与える言葉はまずなかろう。・・・}
/英雄時代/詩歌/古典時代の長詩/ムアッラカート/イスラム以前の詩歌/詩の顕すベドウィーンの性格/

3 ベドウィーンの異教性
/太陽的崇拝諸側面/ジン/アッラーの娘たち/マッカーのカァバ/アッラー/

4 アル-ヒジャーズの三都市
/アル-ターイフ/マッカ/アル-マディーナ/

5 アル-ヒジャーズに対する文化的影響
/サバエ人アビシニア/ペルシア/ガッサーン国/ユダヤ教徒/要約/

【第2篇 イスラムの勃興とカリフの国家】

8章 ムハンマド、アッラーの予言者

9章 アッラーの書「コーラン」

10章 イスラム、アッラーの意志に服従する宗教

1 教理と信仰

2 五つの柱
/信仰の告白/礼拝/喜捨/断食/巡礼/

3 聖戦

11章 征服、膨張、移住の時代――632-61年

1 カリフ権問題
/正統カリフ—長老時代/

2 アラビア、自らの征服者

3 膨張の経済的原因

12章 シリア征服

1 ムハンマド時代の侵攻

2 イラク、シリアへの派兵

3 ハーリドの奇跡的進軍

4 ヤルムークの決戦

5 新領土の行政

13章 アル-イラークとペルシアの征服

14章 エジプト、トリポリ、バルカの獲得

/アレクサンドリアの図書館/

15章 新領土の経営

1 ウマルの法令

2 軍隊

3 いわゆるアラブ文明

4 正統カリフ政権の性格と業績

16章 アリとムアーウィヤのカリフ権争奪戦

1 選挙制カリフ

2 アリのカリフ時代

3 大カリフたちの時代

4 カリフ制、主として政治的職務であるもの

【第3篇 ウマイヤ朝・アッバース朝帝国】

17章 ウマイヤ朝カリフ政権、ムアーウィヤの王朝建設

1 カリフ位の要求者の処分

2 典型的アラビア人君主だったムアーウィヤ

18章 ビザンツ人との敵対関係

1 マルダイ教徒

19章 ウマイヤ朝勢力の絶頂期

1 精力的な太守、アル=ハッジャージュ

2 ”河の彼方”の征服

3 インドの征服

4 ビザンツ人との戦い

5 北アフリカと南西ヨーロッパの征服

6 国の民族化

7 財政その他の改革

8 建築記念物

20章 ウマイヤ朝治下の政治行政と社会状態

1 行政機構

2 軍事組織

3 宮廷生活

4 首都

5 社会
/新改宗従属民/ズィンミー〔非保護民〕/奴隷/

6 アル-マディーナとマッカ

21章 ウマイヤ朝治下の知的諸相

1 アル-バスラとアル-クーファ
/アラビア語の文法/

2 宗教的伝承と宗教法
/歴史記述/ダマスクスの聖ヨハネ/ムルジー派/シーア派/

3 雄弁家
/書簡/詩歌/教育/科学/錬金術/

4 建築
/アル-マディーナのモスク/諸州の初期のモスク/岩のドーム/アクサ‐モスク/ウマイヤード‐モスク/

5 宮殿—クサイル‐アムラ

6 絵画

7 音楽

22章 ウマイヤ朝の衰退と崩壊

1 カイス族とヤマン族の対立

2 継承問題
/アリ派/アッバース家のカリフ権要求者/フラーサーン人/

3 決定的打撃

23章 アッバース朝の樹立

1 アッバース朝の実質的始祖、アル=マンスール

2 マディーナト‐アル‐サラーム〔平安の都〕

3 ペルシア人の宰相一家

24章 アッバース朝の黄金時代

1 フランク族との関係

2 バグダードの栄光

3 知的覚醒
/インド/ペルシア/ヘレニズム/

4 翻訳家
/フナイン=イブン=イスハーク/サービト=イブン=クッラ/翻訳時代の役割/

25章 アッバース朝政府

1 アッバース朝カリフ
/ヴィジール〔宰相〕/徴税庁/

2 その他の政府部局
/司法行政/

3 軍事組織

4 知事

26章 アッバース朝社会

1 アラブ人と外国人

2 家庭生活
/家具と食物/飲酒/浴場/娯楽/奴隷/

3 経済生活
/商業/工業/農業/

4 ズィンミー〔非イスラム教徒保護民〕
/キリスト教徒/ネストリウス教徒/ユダヤ教徒/サービー教徒/マギ教徒/

5 帝国のイスラム化
/アラビア語の征服/

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March 07, 2024

中村元『原始仏典』

HMVネット購入。2023年12月14日注文。


書名:原始仏典
著者:中村元
出版:ちくま学芸文庫(2011年3月第1刷)


《目次》


はしがき


≪Ⅰ 釈尊の生涯≫


序章 原始仏典へのいとぐち


1 原始仏教の成立
/原始仏教成立の時代背景/都市の成立/新しい思想家たちの輩出/ゴータマ・ブッダの出現/ダルマ(法)/実践の原理/慈悲の精神/


2 経典の成り立ち
/釈尊の生涯/経典の成立/


3 原始仏教の聖典
/阿含経と原始仏教/原始仏教聖典/


4 仏教経典の現代性
/西洋の伝統と東洋の伝統/仏教間の変遷/近年の仏教観/原始仏教の時代と現代/


5 現代語訳の意義
/仏典の言語/民衆のことば/
{少し話が脱線するかもしれませんが、禅の語録についても同じことがいえます。禅の語録というのは民衆のことばです。いわば妙な漢文なのです。孔子さま、孟子さまの古典的な漢文ではないわけです。つまり反逆をしたのです。反逆をして民衆のことばで話す。昔からの学問伝統などに頼らないというのです。一つには、禅宗は唐末五代の乱でお経は全部焼けてしまい、お寺はこわされ、お坊さんもだんだん学問がなくなったという、そういう歴史的事情はあるかと思いますが、学問的伝統にとらわれないという立場があったのです。だから民衆のことばで書いた。そこで禅宗の精神をいまの日本語になおすということになると、そういう伝承にとらわれないで書くべきで、そうでなければ禅の心髄は生かされてきません。禅の言語は、つまりその当時のヒッピー用語です。ですからそれぞれの国の民衆のことばで訳したらいいわけなのです。・・・}
/現代語訳の意味/


6 原始仏典の時代史的意義
/因習を超えて/苦行/内心の清らかさ/インドのみそぎ、沐浴/形而上学的論議への批判/毒矢のたとえ/人生は苦である/「中道」を尊ぶ立場/全部を見きわめる仏教の立場/


第一章 誕生と求道—『スッタニパータ』(1)


1 『スッタニパータ』について


2 誕生
/神々の喜び/仙人のことば/聖者の境地/


3 出家
/修行者としての道/ビンビサーラ王との出会い/ビンビサーラ王との会話/


4 降魔
/悪魔の誘惑/黒き魔の攻撃軍/悪魔の敗北宣言/


第二章 悪魔の誘惑—『サンユッタ・ニカーヤ』(1)


1 蛇の誘惑
/『サンユッタ・ニカーヤ』について/蛇の誘惑/理想的な修行者/


2 娘たちの誘惑
/愛執・不快・快楽/釈尊の境地/


3 梵天の懇請
/釈尊の省察/梵天の懇請/子のかたちをした悪鬼/


第三章 最後の旅—『大パリニッバーナ経』


1 旅立ちまで
/『大パリニッバーナ経』について/国王の命令/鷲の峰/釈尊の答え/ヴァッジ人の繁栄/七つの教え/


2 最後の旅路
/釈尊の最後の旅/ナーランダー/パータリプトラ/
{・・・ナーランダーに仏教寺院が造られたのは非常に早く、五世紀ごろには存在しており、やがて学問、研究の中心として栄えるのです。玄奘三蔵などもそこに長くとどまったということです。そしてその時代には、アジア諸国から一万人以上の留学生がいたということです。これが五世紀あたりから始まって、七世紀、八世紀と栄えたわけで・・・}
{・・・このナーランダーで研究された仏教哲学は中国を経て、法相(ほっそう)宗として京都の清水寺、奈良の薬師寺、興福寺、法隆寺などに伝えられました。
インドで生まれ、インドではぐくまれた仏教はこうして世界中に広がっていきました。しかしインドでは次第にヒンドゥー世界に近づき吸収されてゆき、十二世紀のイスラム信仰によって、その姿を消していったのです。・・・}
/ガンジス河を渡る/ヴェーサリー/商業都市と共和制/遊女アンバパーリー/旅に病む/自己にたよれ/自己の追求/この世の美しさ/死別の告知/パーヴァー/人間釈尊/


3 臨終
/クシナーラー/アーナンダの号泣/一生の回顧/最後のことば/


第四章 仏弟子の告白・尼僧の告白—『テーラガーター』『テーリーガーター』


1 仏弟子の告白/
『テーラガーター』の成立と内容/スニータ長老の告白/サーリプッタの覚悟/


2 尼僧の告白
/キサー・ゴータミー尼の告白/チャンダー尼の告白/アッダカーシー尼の告白/遊女アンバパーリーの告白/イシダーシー尼の告白/


≪Ⅱ 人生の指針≫


【第一部 人生の指針】


第一章 ブッダのことば—『スッタニパータ』(2)


1 真理について
/思想の混乱/部分的真理性/生きる道の追究/非我を我と見る/死を超える道/


2 慈悲について
/慈しみの経/足るを知る/慈悲の精神/すべてのものの幸せ/


3 解脱について
/究極の境地/学生ヘーマガの質問/学生トーデイヤの質問/学生ピンギヤの質問/


4 幸福について
/こよなき幸せ/諸々の教え/


第二章 真理のことば—『ダンマパダ』


1 『ダンマパダ』の成立とその意義
/真理のことば/異本について/


2 『ダンマパダ』のことば
/最初のことば/つとめ励むこと/心について/花にちなんで/愚かな者/真理を喜ぶ人/とらわれない境地/数にちなんで/悪について/老いについて/自らを尊ぶ立場/めざめた人/さまざまな教え/人生の真実相—「無常」と「苦」/主体性の確立/


第三章 生きる心がまえ—『サンユッタ・ニカーヤ』(2)


1 生きる心がまえ
/もの惜しみ/施与の功徳/無一物の境地/


2 他とのかかわり
/他人の立場で/他人との関係/よいことば/


3 無我の心境
/非我説/禅定/


第四章 人間関係—『シンガーラへの教え』


1 個別的な人間関係
/『シンガーラへの教え』とその内容/六つの方角の礼拝/父母と子の関係/師と弟子の関係/夫と妻の関係/友人・朋輩との関係/主人と奴僕・傭人の関係/修行者・バラモンとの関係/


2 まもるべき教え
/十四の罪悪からの解脱/四つの行為の汚れ/悪い行いをしない四つのしかた/財を散ずる六つの門戸/酒を飲むなかれ/四種の敵/親友/蓄財/四つの愛護/


第五章 ジャータカ物語


1「ジャータカ」の成立とその意義
/「ジャータカ」の成立/具体をもって教化するジャータカ/


2 ジャータカ物語
/シビ王本生譚/さまざまな物語/真理を寓する/


【第二部 後世における発展】


第六章 アショーカ王のことば—『岩石詔勅』


1 アショーカ王の時代と岩石詔勅
/マウリヤ王朝の統一/アショーカ王と詔勅文/詔勅文の解読/


2 アショーカ王のことば
/理想を説く/アショーカ王の悔恨/法による勝利/遍きものへの慈悲/すべての宗教の承認/現代における意義/


第七章 ギリシア思想との対決—『ミリンダ王の問い』


1 『ミリンダ王の問い』の成立とその意義
/ミリンダ王登場の背景/ミリンダ王と仏教/『ミリンダ王の問い』の成立/


2 ナーガセーナとの対話
/霊魂観/名前の問い/車のたとえ/実体の否定/仏教における「無我」/対話の成立する基盤/究極の理想の境地/解脱/念仏/


解説 文献をして真実を語らしめよ(宮元啓一)

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