« 『春秋左氏伝(中)』 | Main | 『リグ・ヴェーダ讃歌』 »

January 09, 2024

マルセル・モース『贈与論』

HMVネット購入。2021年8月9日注文。翻訳がかなりひどい気がする。助詞の使い方が特に変だ。日本語としてなかなか意味がわからない。フランス語の訳ではよくあることだ。なぜかわからん。岩波文庫の方で読み直そうかな。

書名:贈与論
著者:マルセル・モース
訳者:𠮷田禎吾・江川純一
出版:ちくま学芸文庫(2009年2月第1刷)

《目次》

 序論 贈与、とりわけ贈り物にお返しをする義務

/題辞/研究計画/適用した方法/給付、贈与とポトラッチ/

第1章 交換される贈与と返礼の義務(ポリネシア)

1 全体的給付、父方の財産と母方の財産(サモア)

2 贈られた物の霊(マオリ)

3 その他の主題:贈る義務と受領する義務

4 追記:人に対する贈り物と神に対する贈り物

第2章 贈与制度の発展―鷹揚さ、名誉、貨幣

1 気前よさの規則、アンダマン諸島(注記)

2 贈与交換の原則、理由、強度(メラネシア)
/他のメラネシア社会/

3 アメリカ北西部
/名誉と信用/三つの義務:贈与、受領、返礼/物の力/高名な貨幣/最初の結論/
{こうして、われわれは四つの重要な社会集団において、まず、二つあるいは三つの集団にはポトラッチがあるということ、次いで、ポトラッチそのものの主な理由と通常の形態を見出した。さらにポトラッチの背後に、こららの集団すべてを通じて、交換のアルカイックな形態、つまり与えられる贈り物と返される贈り物の形態があることを見出した。次にわれわれはこれらの社会では、物の循環が権利や人間の循環と等しいことに注目した。この問題にとどまることもできるかも知れない。これらの事実が夥しく多く、各地に広がっていることやその重要性からすると、この制度が極めて長い推移の過程の中で、人類の大半に存続してきたと思われる。またそれはわれわれが叙述してきた人々のほかにも現在もなお存続していることを想起させる。そこで、贈与・交換の原則は(クラン間、家族間の)「全体的給付」(prestation totale)の段階を越えてはいるが、純粋に個人的な契約、つまり貨幣が循環する市場、本来の意味での売買、とくに計算され、名前のついた貨幣で評価される価格の観念には達していなかった社会の原則であると考えてもよいだろう。}

第3章 古代の法と経済におけるこうした原則の残存

1 人に関する法と物に関する法(最古のローマ法)
/注解/他のインド・ヨーロッパ語族の法/

2 古代ヒンドゥー法
/贈与理論/

3 ゲルマン法(抵当と贈与)

第4章 結論

1 道徳上の結論
{・・・われわれの道徳や生活の大部分は、いつでも義務と自由とが入り交じった贈与の雰囲気そのものの中に留まっている。幸運にも今はまだ、すべてが売買という観点から評価されているわけではない。金銭面での価値しか持たない物も存在するが、物には金銭的価値に加えて感情的価値がある。われわれは商業上の道徳だけを持っているわけではないのである。いまだ過去の風俗を持ち続けている人々や階級が残っているし、われわれの殆どは一年のある時期もしくはある機会に過去の慣習に従う。・・・}

2 経済社会学上および政治経済学上の結論

3 一般社会学上および道徳社会学上の結論

訳者あとがき(𠮷田禎吾)

|

« 『春秋左氏伝(中)』 | Main | 『リグ・ヴェーダ讃歌』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 『春秋左氏伝(中)』 | Main | 『リグ・ヴェーダ讃歌』 »